「前職は公務員でした。」
というと色々な反応があります。
例えば
- 安定しているのにもったいない
- 凄いチャレンジャーですね!
- 人間関係が嫌になったんですか?
- いいですね、、自分も辞めたいけど辞めれません
- めっちゃ面白いですね!
- そうなんですね、、、
- そんなに甘くないですよ
- 憧れる!応援してます!
脱サラ、転職するのは違う、正しい、興味ないなど反応も様々。
価値観って人によって本当に違うなと再認識させられます。

それと同時に、自分の価値観を人に押し付けたり、人の価値観と比べたり、評価したりすることが、いかに無意味なことで時間を無駄にしているのか実感するときでもあります。
さて、今回は、なぜ公務員を辞めて愛媛で漁師になったのかをお話したいと思います。
なぜ公務員を辞めたの?
公務員になった理由
まず、私が公務員になった理由は、
親や身内が公務員で剣道をしていたので、小さいときから剣道が活かせる公務員になろう思ったのがきっかけでした。
なので、これと言ってやりたい仕事はなく、今思えば線路の上を走るように公務員になったのでした笑

就職してからの違和感
就職して2〜3年勤務しているとすると、自分の心の中に
- なんかこの仕事は俺がやりたいことと違うな、、
- そもそもこの仕事内容面白くないよな、、
- 人生の大半を占める仕事が面白くなくていいのか、、
と沸々と心の底から疑問を持つようになりました。

しかし、
- 仲間は気のいい奴も多いし
- まだ始めたばかりだから良いも悪いも分からないよな
- 剣道が出来る環境は良いよな
- 特に他にやりたいこともないしな
との思いを持ちながら日々過ごしていました。
この仕事は違うと確信する
勤務して5〜8年目。
周りの期待もあってか、仕事も現場のメインポジションに抜擢をされたのですが、
今思えば、時期尚早、そのときの能力・スキル以上の仕事を任されて、心身ともにズタボロになった時期があり、初めて「仕事を辞めたい」と思う時期を味わいました。

それ以前は、「俺に出来ないことはない。」と思っていましたが、見事に鼻っ柱をへし折られ、一人の人間が出来ることの限界を知りました、、、
おかげさまで、片頭痛と慢性胃炎を発症して、まさに暗黒の3年間でした笑
しかし、今となれば色々な気付きを与えてくれたいい経験でした。
自分が本当にやりたいことを探し始める
この時期に、興味のある職業の本を読んだりして、自分はいったい何の仕事がしたいんだろうと模索するようになり、
- 自己啓発本を読んだり
- 観光農園起業に興味を持ったり
- 不動産投資
- 株式投資
- FX
など片っ端から様々なジャンルを勉強して、資格も取得しました。
結局、何事も自分で決めれる仕事で、休みが自由に取れて、お金持ちになって自由に暮らしたい
そんな生き方を模索していた時期でもありました。
なぜ漁師なの?
結論から言うと
船釣りにドハマリしたからです笑

それまで、転職先に漁師ということも考えたこともありましたが、ファミリーフィッシングで夜通しで釣りをしたり、夜中に起きて釣りをしたりするのが苦痛だったので、
「漁師はないな。」と思っていました笑
ところが、ある日、職場の友人に、以前から興味のあった船釣りに誘われていったら、
魚の引きの強さ、大物が釣れる喜びで、完全にどハマリしたのでした。
そこから
- ブレードジギング
- スロージギング
- ヒラマサキャスティング
- イカメタル
- ティップラン
など、いわゆる、オフショアのルアーゲームにのめり込み、車一台は買える位の釣り道具を買いまくって、いつの間にか「釣りバカ」が完成していたのでした笑
なぜ愛媛なの?
鳥取の漁師に興味あり
漁師になろうと行動し始めたのは34歳のときです。
当時、母親の影響(無理やり?)で登山も好きで、よく鳥取の大山に家族で登山に行っていました。

そのときに、鳥取の海産物の美味しさと豊富さを知って、鳥取で漁師したら面白いかもしれないと思い調べ始めたのがきっかけです。
調べていくうちに、
カニ漁船ってガッツリ稼げるんだ、まとまった休みもあるし、
長期休暇のときは自分で漁をしてスキルを身に着けてから独立すればいいんじゃないだろうか
などと妄想を膨らませて、鳥取県漁協が募集していた漁師になりたい人の個別面談会に申し込んだのでした。
あと、この時期に、仕事も剣道もやり切った感が凄くあって、辞めるにはちょうどいい時期かもしれないと思っていたことも、面談への後押しをした要因となりました。
鳥取漁協との面談
鳥取漁協主催の面談会は、面談者が確か3〜4人位が私の前に座って、就活面談のような形式で始まりました。
最初に、仕事のこと、家族のこと、移住のことなどの質問があり、

若そうな人
漁師になったらどんな計画で生計を立てようと思っていますか?

そうですね。秋から春は、カニ漁船(底曳船)に乗って稼いで、夏休みの時期に、自分で岩牡蠣取ったり、剣先イカを釣ったりして、技術を磨いて、ゆくゆくは独立して生計を立てれるようになればいいなと考えています。

若そうな人
なるほどですね〜。そういうのも良いかもしれないですね!

ちなみに今は年収どれくらいあるんですか?

年収は700万前後ですね。

漁師はそんなに稼げないから、そのまま公務員してたほうが良いよ。それでもなりたいんなら、まずは鳥取や移住先のことを好きになってからにしなさい。

若そうな人
・・・・・・・

分かりました・・・・
漁協の人は何やら言いたげな雰囲気でしたが、古株漁師の一言で面談が終了笑
面談でもありましたが鳥取でも一部の人は稼いでるみたいですし、他の人からの話は聞いていないので実際は分からないですが、経験者の一理ある重い発言で、あっさり面談が終了したのでした。
漁師になると決心する
それから時は経ち、38歳の時です。
コロナ禍の激務で、人生2度目の仕事で追い込まれる時期がありました。
その時、
- 出来ることが増えれば増えるほど自分と家族の時間がなくなる
- このままじゃ忙殺されて人生を棒に振ってしまう
- 心と身体が悪くなるまでこの仕事をする必要はない
- これ以上遅くなると転職する機会を失うかもしれない
- 家族の人生も大切だけど、まずは自分の人生を大切にしよう
など沢山悩みましたが、自分の直感を信じて退職すると決心したのでした。

愛媛か宮古島(沖縄)か?
どうせ漁師やるなら、釣りが好きなのでもちろん一本釣りで稼げるところということで、ネットで検索していたら、
- 愛媛県愛南町でキハダマグロの一本釣り漁師
- 宮古島で遊漁船兼キハダマグロの一本釣り漁師
の候補となりました。
愛南の方がダメなら宮古島にアタックしてみようと思っていましたが、愛南の方でマッチングして、そのままお世話になることになりました。 ※色々と特殊な状況(それなら高知で漁師になればいいとか)で、話せば長くなるので今回はこの辺で、、、
最後に
なぜ公務員を辞めて愛媛の漁師となったのか、ざっくり書いてみました。
色々と縁とタイミングがあってここにいるということでしょう!
ちなみに、私は、
「絶対漁師でないといけない。」とのこだわりにはありません。
自分が興味あって楽しめて満足のいく収入があるなら何の職業でもいいと思っています。
つまり、「自由で夢中な生き方ができるかどうか」
それがビジョンであり最も重要なことなのです。
職業=自分ではない
職業は人生を豊かにしてくれるツールの一つですからね!



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