【ご報告】愛媛の漁師辞めました

漁師

令和5年6月に20年間務めた公務員を退職して

同年8月から愛媛県愛南町に漁師の修行をするために異世界へと飛び込みました。

しかし、本年1月31日付けで愛南漁協から脱退し、愛南町での1年半の漁師修行を終えることになりました。

今回、漁師修行を辞めるに至った経緯や今後のことなどをお話したいと思います。

愛南町を選んだ理由

脱サラ前、一本釣りの漁師を探していたらネットに師匠の記事が掲載されていて、そこでキハダマグロの一本釣りのことを知りました。

大物へのあこがれと稼げる漁だと知り興味を持ったことがきっかけです。

その後、弟子入り前に一度師匠に会いに行って、一緒に漁(そのときはメジカ漁)に行き、色々と漁師のことについて話しを聞きました。

その時に気になったのは、キハダマグロ釣りは高知沖に行って釣るとのことで、

それを聞いた私は、

「それなら高知で漁師になったほうが良いんじゃないか?」

と思いはしましたが、師匠との出会いもありましたので、そのまま愛南町でお世話になることになりました。

ちなみに、最終候補は、愛南町と沖縄宮古島で愛南町でマッチングしなかったら宮古島に行こうと思っていましたが、運良く愛南漁協と師匠に受け入れていただいたのです。

独立までの道筋

令和5年8月から晴れて見習い漁師となり愛南町での修行が始まりました。

相談役の漁協の担当者(20代w)がサポートしてくれるとのことで、そんな体制で始まりました。

基本的には、師匠任せで半年に1回程度、担当者と面談するみたいな感じです。

最初の担当者との話では

  • 準組合員になって1年後に正組合員になれること
  • 正組合員・国の補助金(船半額補助)・リース制度(船ローンを組む制度)を使うには、水揚げ実績が必要だが、師匠と一緒に漁に出ているので大丈夫だということ

でした。

なので、師匠とは2年間弟子入りする約束だったので、弟子入りして1年半で正組合員になって、そこから船を探し、2〜3年程度で自分の船を持って独立する道筋でした。

ここの船を持てるかどうかは、独立するのに重要なポイントでしたので何度も聞いていたところです。

研修制度がない愛南漁協

愛媛県は、新規漁業者の受け入れに積極的です。

しかし、愛南漁協は愛媛県漁連に加盟していないので、新規漁業者の研修制度はありません。

愛媛県漁連に加盟していない理由はいくつかあると思いますが、詳細はここでは割愛します。

一つあげるなら、県漁連に加盟しなくても大丈夫ということは、愛南漁協はそれだけ体力があるということだと思います。

だた、愛南町で漁師になりたい人は、独立前に新規漁業者が使える国の支援金はありません。

独立後は、漁具の一部が支給される制度はあります。

本来は国の制度で使えるし水産庁に連絡して聞いても大丈夫なんですが、まー色々ですw

最終的には事務を担う漁協が対応できないといえば仕方ないのこと。

担当者にどうにかならないかお願いしましたが見事に玉砕しましたw

支援金に頼ってもしょうがないし、2年は無収入でもいいと思って、研修制度がないところにきたのでここは予定通りでしたw

前提が崩壊した日

嫌な予感しかしない

昨年の12月に担当者から、年末までに三者面談しましょうと連絡がありました。

なので、私は、時化の日を見計らって、師匠と担当者に予定の確認をして面談しようとしましたが

ま〜予定が合わないw

この日は、漁師仲間で夜は飲み会やし、日中は絶対行けると思って師匠に言ってみるも、バタバタするから辞めようとか、、、wwww

担当者に予定確認の連絡するも、電話に出ないしメールも返ってこない、、、wwww

都合の悪い話になると急にレスポンスが悪くなるこの感じ、、、

あ〜〜〜〜これ絶対なんかあるわ!!!

嫌な予感するわ〜〜〜〜

と感じながら結局年末に面談はできずに年明けとなりました。

三者面談の日

年が明けて、1月5日に愛南町に戻りましたが、時化時化で全く出漁できずにいました。

すると、担当者から3人の予定は合わないので私だけ来てくれと、、、ww

というわけで、1月21日に面談が決まり漁協に行ってきました。

漁協にいくと師匠もいて結局三者面談になりましたw

さて、ここで担当者から言われた内容が、

リース制度を使うなら、自分の船で愛南町で水揚げをして実績を残さないとリース制度は使えませんとのことでした。

つまり、いままで学んだ漁とは別の漁を一から愛南町で覚え直して

仮に2000万位のリース(借り入れ)なら、水揚げ約500万の実績を積むようにと、、、

えっ!!!!

話変わりずぎじゃね、、、、、w

水揚げ実績は師匠といっしょに水揚げしてるから大丈夫って話じゃ、、、

しかも、愛南町でイサキ、アジ、ハマチを釣って年間500万ってかなり時間かかるぞ、、、

早くてもあと3年は掛かりそうやな、、、

そんなびっくり告知を受け、改めて自分の勘の鋭さに関心しながら、とぼとぼと自宅に帰りましたw

もう一度詳しく話を聞いてみる

自宅に帰ってからも、「そりゃないよな〜」とか、もんもんとしながら、頼りになる漁師の大先輩に電話で相談。

かくかくしかじかで

すると、そりゃ〜厳しねとの回答、、、そりゃそうですよね〜と私w

もう一度詳しく話聞いてみたらとアドバイスを頂き、早速、漁協にアポ入れ

次は、直接部長さんにアポをとって、翌日に話を聞いてもらうことになりました。

漁協の部長と面談

翌日、あらためてリース制度の件を部長さんに聞きたところ、

やはり、愛南で実績残さないとダメだということでした。

結局、リースの返済計画を立てるのに数字が必要になるとのことで、その数字がないと計画が立てれないのでそうなっているとのことでした。

ちなみに、500万も水揚げする必要はないとのこと、、、w

しかし、確定申告で黒字にする必要があってその数字で計画を立てるとのことでした。

でも、黒字か、、、1年目は難しいやろうな〜経費も掛かるし

やっぱり3年は見とかないといけないかなと思いました。

今後について考えた

自宅に帰り今後のことについて考えました。

まずは、事実を書き出して客観的に見ていこうと思い立ち、ノートに書き出す作業をしていきました。

●できる可能性

  • まず、3年も待たなくてもできる方法はある
  • それは漁協に頼らずお金を借りること
  • それはできる可能性が高い
  • 借り入れができれば、それなりの船は作れる
  • そうすれば、当初の計画通り2〜3年でキハダ漁には行けるようになる
  • それか3年我慢すればリース制度が使える可能性はある

●懸念事項

  • 当初の計画が大幅に変わったこと
  • 未来が不透明すぎる
  • マグロ漁師になりたくて来たのに、このタイミングで別の漁をする必要はあるのか
  • 愛南が地元ではない
  • 全く知り合いもいない
  • 愛南で頼る人は漁協と師匠
  • そんな私が漁協を飛び越して借り入れするメリットはあるのか
  • 普段から漁も高知
  • 水揚げも高知
  • 漁場も近くて値もいい高知がメイン
  • 船の係留もほぼ高知
  • 愛南から1時間30分かけて通っている
  • 愛南漁協の組合員なのに愛南で水揚げができない違和感
  • 水揚げはなるべく愛南でと言われた
  • そりゃそうだと思う
  • 生活のためとは言え不満はでる
  • それは仕方ない
  • ただ新人で地盤もない私がそんなことやるのか
  • 実績はある師匠だから、ある程度通用するのではないか
  • 普段は高知に水揚げして何か困ったときに漁協や愛南の漁師に頼るのは自分勝手すぎると思う
  • それは心苦しい
  • あえてそんな特殊なことする必要があるのか
  • マグロ漁師になりたいなら、シンプルに高知にいけばいい

結論

愛南町で漁師になることは諦めました。

部長との面談の日に、頼りになる大先輩の漁師、漁協、師匠にあきらめる旨を連絡。

翌日に漁師の先輩方に連絡しました。

正直弟子入り前に懸念はありました。

しかし、縁もあったので弟子入りしましたが、日を増すごとに確信に変わっていき

今回の面談でダメ押しゴールとなりました。

今思えば、逆にいい機会だったのではないかなと今では割り切っています。

愛南のメインで使っている漁港の近くで家は借りれなかったし

空き家や空室だらけなのに住むところがないw

船外機を買おうとして業者と連絡が来なくなったり

色んなところで縁がなかったのかもしれません

私が納得したいがためにそんなところを探しているだけかもしれませんが、、、w

今後について

1月31日に組合長に挨拶を済ませて愛南漁協の脱退手続きをしてきました。

今後については、今のところ高知県の土佐清水市の方で、もう一度漁師にチャレンジしたいと考えています。

ただ、受け入れがあるかも分からないし、いい機会なので他の地域の漁師もリサーチしようと思ってます。

運がいいことに、2月15日に大阪で漁業就業支援フェアもありますしね。

このフェア以外にも色々足を運んで視野を広げて最終的に判断します。

今後のことなのでじっくり選びたいと思います。

愛南漁協の方々、師匠、関係者の皆様

短い間でしたけどよそ者を受け入れて頂き誠にありごとうございました。

貴重な経験となりました。

感謝しております。

今後とも「自由で夢中な生き方」ができるように夢に向かって頑張ります!

ありがとうございました!

コメント

  1. いらぬおせっかい より:

    今現在で支援活動が継続しているkどうか判りませんが新規漁業就業者支援事業をやってた町があります
    https://www.town.nahari.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=1243
    去年もマグロ釣りの実績がありますので参考までにどうぞ